非言語コミュニケーションとは?

絶対的な存在感と確固たる自信を育てる「非言語コミュニケーション」の専門家、品格研究所主宰の竹内やよいです。
今日は、「非言語コミュニケーション」全般について書いてみます。
まずは非言語コミュニケーションとは何かを知り、さらにその注意点を知ることで、人間関係がよりスムーズになりますよ!

非言語コミュニケーションとは?

ちょっと想像してみてください。
もし言葉がまったく通じない状況で何かを伝えなければいけないとき、あなたならどのように伝えますか?



身ぶり手ぶりで困っていることを伝える?
絵を描いて道順を説明する?
表情を使って悲しい気持ちやうれしい気持ちを伝える?



そうです!
そういったものが「非言語コミュニケーション」です。
具体的には、姿勢、ジェスチャー、アイコンタクト、動き方などがあります。
ほかにも
・声を高くする、低くする、大きくする、小さくする
・話すときに「間」をとる
・話すスピードをゆっくりにしたり、速くしたりする
・服装や持ち物で自分を表現する

なども、非言語コミュニケーションの一種です。

実は気づかずに使っている非言語コミュニケーション

非言語コミュニケーションは、意識せずとも私たちは使っていることがあります。
・横に並んで座り、心理的な距離を縮めようとする
・商談中に無意識に腕を組んで、提案に対する拒絶を表す
・時間を気にするとき、時計を見るしぐさをする
・会議中に読んでいた資料から顔を上げ、アイコンタクトをとって関心を示す
上の例では言葉は直接的に使ってはいないものの、何かを伝えようとしています。
実はこれらも「伝える」という意味においてコミュニケーション手段の一種なのです。

また、ここ数年でZoomなどを使った遠隔会議や、オンラインでコミュニケーションをとる機会が爆発的に増えてきましたね。
その際に、画面に映っているかたがうなずいてくれたり、笑顔になったりすると、たとえ相手の音声がミュート(聞こえない状態)になっていたとしても、話しやすくなる、といった経験はないでしょうか。
これも、受け身で聞いているのではなく、積極的にあなたの話を聞いていますよ、という非言語的なコミュニケーションの一種なのです。

非言語コミュニケーションの注意点

注意しておいてほしいのが、「言語的なメッセージ」と、「非言語的なメッセージ」とが矛盾しているような場合です。

例えば、あなたの部下が会社に大きく貢献するような成果を上げたとします。
それをあなたは心から喜んでいるのに、たまたま少し忙しくて、部下の顔も見ずに、声のトーンを落として「…よくやった、頑張ったね」とつぶやくように言ったとしましょう。
このとき、「よくやった、頑張ったね」という「言葉そのもの」と、アイコンタクトをせずに声のトーンを落としているという「非言語的なメッセージ」は統一されていません
そういった場合は、人は「非言語的なメッセージ」のほうを強く受け取りやすいのです。
あなたはそんなつもりじゃなかったとしても、部下には曲解されてしまうことになります。
このように、人間関係で無駄な誤解や軋轢(あつれき)が生まれないよう、言語メッセージと非言語メッセージはいつも統一しておくことが望ましいのです。

まとめ

以上、非言語コミュニケーションとその注意点についてお話しました。
ぜひあなたも、非言語コミュニケーションを身につけて、自信あふれるビジネスライフを送られることを心から願っています!

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