「すごい!」と思わせるプレゼンのための練習

前回のブログでは、「すごい!」と思わせるプレゼンのための準備を3つお伝えしました。

すごいプレゼンでは、プレゼンターがいったん話し出すと、その情景がありありと頭に浮かんできたり、思わず笑ってしまったり、「ちょっと聞いてみよう」のつもりが、最後まで聞いてしまったりしますよね。

なぜこれほどまでに引き込まれるプレゼンができるのでしょうか。

今日は、あなたがそういったプレゼンをするための「練習」についてお伝えしていきます。

ただやみくもに練習するのではなく、聞き手をあなたのプレゼンやスピーチに引き込むために、以下の3つのポイントを意識してみてください!

プレゼンの練習に最適なもの

あなたはプレゼン前に、どんな練習をしていますか。

おそらくもっとも多いのが、自室や会議室などにひとりでこもり、紙に書いてあるものを声に出して読む、という練習方法だと思います。

時間をはかってみる、という方もいらっしゃるでしょう。

あとは、鏡の前に立ってしゃべってみたり、ボイスレコーダーを使ったりすることもあるかもしれません。

私もいろいろ試していますが、一番効果があると感じるのは、ビデオカメラを使うことです!

今はスマホの普及もあり、かなり手軽にビデオで自撮りすることができますね。

また、昨今はオンライン会議システムを使ってプレゼンをするという方も多いと思います。

私はオンライン会議システムはもっぱらZoomを使っています。

Zoomには録画機能がありますので、これを使ってひとりで練習するのも効果的です。

では早速ビデオカメラやZoomを使って、ひととおり自身のプレゼンを録画してみましょう!

でも、再生してみるのって、あまり気がすすまないと思います。私もそうです(笑)

初回なんて本当に恥ずかしくて、「え?TEDばりにやったつもりが、これ?」と速攻で消したくなりました。

しかし、そんな姿は誰も見ていませんので、どんどん練習を続けましょう!

例えば、転職して入った会社で、初めて電話で社名を名乗るときを想像してみてください。

最初は慣れていないし、違和感ありませんでしたか?

でも、何度も「〇〇会社の〇〇です」と言っているうちに、スムーズになってきますよね。

それと一緒で、2回目、3回目と続けていくうちに、絶対に慣れてきて、顔の表情、声、体の緊張がほぐれ、格段によくなっていることに気づくことでしょう!

なお、これはおまけですが、ある程度自撮りに慣れてきたら、ぜひ他人にチェックしてもらってください。

信頼できる上司や同僚、家族や友人などから、忌憚のないフィードバックをもらえると最高です。

私なんて自分の子供に「顔が怖いよ」って言われました…

でも、そのおかげで怖い顔を聞き手の前にさらさないで済みました。

「声」を工夫する練習

プレゼンターの声が小さいと、人は最初は頑張って集中して聞こうとします。

しかしそのあとは気が散ってしまい、スマホに手が伸びるようになってしまったり、別のことを考えてしまうようになってしまいます。

そこで、マイクを使える場所であれば、遠慮なくマイクを使ってください。

もし使えない場合は、口をよーく動かすように話すと、小さい声でも聴きやすくなります。

実は私が声が小さく、しかも活舌(かつぜつ)が悪いのですが、大事な場面では口をよく動かして発音するように心がけています。

そして、ただ声を大きくするのではなく、協調するところだけ声を大きくしたり、ゆっくり話すよう心掛けてください。

「抑揚のないしゃべり方」というのは、どうしても「単調でつまらない」という印象を与えてしまいがちです。

自分が思うより、大きめ、ゆっくりめに、しゃべり方のスピードや声の大きさを工夫することで、「単調でつまらないプレゼン」から、確実に一歩抜け出すことができますよ!

「間」をとる練習は絶対やってほしい

どうしてもプレゼンやスピーチというと、「しゃべる」「話す」ということに注意が向けられがちです。

さらに、プレゼンやスピーチというのは、どうしても時間が決められているものなので、焦ってしまいがちです。

だからほとんどの方は、「間」をとる」ということを忘れてしまいます。

でも、「間をとる」という沈黙の時間は、実は引き込まれるプレゼンのための戦略として、非常に大切なものなのです。

たとえば

例1:「私はスピーチ講師の経験から間をとるということを学びました」

と一気に言い切るのと、

例2:「私はスピーチ講師の経験から、学んだことがあります。それは・・・(3秒)間をとる(1秒)、ということなんです」

とでは、伝わりかたが違ってきます。

重要なポイントの前で一時停止をすると、聞き手はあなたがこれから言うことに集中します。

重要なポイントを言った後で間をとると、聞き手は今聞いたことへの理解を深めます。

まとめ

以上、「すごい!」と思わせるプレゼンのための練習として3つ紹介しました。

1.自主練にはビデオ録画が最適

2.  声を工夫する

3.「間」をとる

 

練習なくして成功なし!

印象的で思わず引き込まれるプレゼンやスピーチのために、ぜひたくさん練習してくださいね。

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