転職面接の服装 知っておきたい5つの常識!
品格コンサルタント、竹内です。
言語以外のコミュニケーション術により、すべてのビジネスパーソンが自信をもって仕事に励んでもらうべく活動を行っています。
本日は、「アラフォー以上で転職を視野に入れている男性」に向けて書いてみます。
日本社会には、残念ながら「年齢による見えないふるい」が潜在的に存在しています。
晴れてそれを突破し、面接に進むことができたのなら、このチャンスはなんとしてもつかみ取りたいですよね。
面接準備の中で、意外とないがしろにされがちなのが、当日の服装。
今回の内容を知れば、面接を突破するための効果的な見た目づくりについてのヒントを得ることができます。
さて、そもそも就職面接での目的はなんでしょう?
いくつかありますが、まずは
「この人と一緒に働きたいかどうか」
を見極めるということが挙げられます。さらに
「基本的な社会常識を押さえているかどうか」
も重要視されます。
なぜなら、一緒に働く中でコミュニケーションを取るのに、常識や基本的なことを押さえられていないと、いちいちそれを教えたり合わせたりする手間が発生してしまいます(これって地味にストレスなんです)。
面接で最初に目に留まるのはその人の外見ですが、そこで「この人常識ないな・・・」と判断されてしまうことはあまりにもったいない。
しかし、それをしてしまっている人が結構多いんです!
では面接時の服装の常識とは具体的に何なのか?
早速みていきましょう!
【常識その1】服装は前日までに整えておく
あなたはおそらく、家を出る直前まで自己紹介の練習や企業研究に没頭していることと思います。
その時にネクタイのシミに気付いたり、スーツのボタンが取れかかっていたり、靴が磨かれていなかったりしたら、それだけで心の余裕が失われます。
面接官は、あなたが一生懸命自己アピールをしている間に、その余裕のなさを見つけてしまうかもしれません。
【常識その2】シャツについて
色は白が基本ですが、写真のようなボタンダウンシャツは面接では避けましょう。
もともとボタンダウンのシャツはイギリス発祥のポロ競技によるもので、屋外で「襟(えり)」がはためかないようにボタンでとめたものです。
それが現在ではオフィスでも着られるようになっているのですが、正式なドレスシャツ(スーツ用のワイシャツ)ではありません。
ボタンダウンのシャツにネクタイを着用するのは、面接では避けておくほうが無難。
また、シャツはクリーニング仕上げがベストですが、形状記憶タイプのノンアイロンシャツであっても、アイロンはかけるようにしましょう。
少し面倒かもしれませんが、見た目に差が出ます。
【常識その3】ネクタイ
オフィスファッションがカジュアル化しているとは言え、面接時にはネクタイは必須です。
たとえそれがラフな服装がデフォルトのITベンチャーであったとしても、です(あなたはまだその会社の社員ではありません)。
ネクタイは、新卒っぽくないもの、例えば、小紋柄や、ソリッド(無地)などがおすすめです。
アラフォーになっても、まだネクタイ選びが新卒のときから何ら変わっていない方が時々いますが、経験値をネクタイで表現してほしいのです。
面接先が大企業で、コーポレートカラーがはっきりしているなら、それを取り入れるのも一案です。
【常識その4】スーツ
大きすぎず、きつすぎない、体型にあったものを着ましょう。
色は紺またはダークグレー、無地のものが基本です。
もし外資系企業での面接の場合は、なるべく黒は避けてください。
国際標準では、黒は「喪」の意味合いが強くなります。
ジャケットのボタンですが、立っているときは一番上のボタンだけ閉め、座っているときはすべて開けます。
ボタンの開け閉めが手元を見なくてもできるように練習しておきましょう。
これができる方は、アラフォー社会人としての「こなれ感」を醸し出すことができます。
【常識その5】靴
「内羽式ストレートチップ」が基本です。色は黒。
スーツに合わせる靴として、ビジネスマンなら必ず用意しておきたい一足です。
もちろん、前夜までによく磨いておいてください。
紐のない「スリップオン」の革靴は、避けてくださいね。
まとめ
以上基本的なことではありますが、スーツ離れも進んできた中で、ぜひ思い出してほしい「5つの常識」をあげてみました。
この5つの基本をおさえたら、あなたは外見上では
・一般的な社会常識を持ち合わせており
・一緒に働けそうな人だ
と面接官の目に映ることでしょう。
転職活動の成功を心よりお祈りしています!