部下のやる気を引き出すたった3つのコツ
あなたは現在、組織の中で“リーダー”や“〇〇長”といったポジションにいるかと思います。
そういう立場の人なら誰しもが頭を悩ませるのが【部下のやる気】です。
・部下や所属メンバーの仕事に対する気持ちがよくわからない。
・所属グループ内で、なんとなくやる気が感じられない。
・部下やメンバーのモチベーションが下がっているようだ。
こういった悩みは尽きませんよね。
なんとかやる気をアップさせたいのに、「パワハラ!」などと言われてしまっては本末転倒です。
では、部下の仕事に対するモチベーションを高め、やる気をアップさせるにはどのようにしたら良いでしょうか。
ここでは3つのコツをご紹介します。
やる気が下がっている部下の状況を探る
この見出しを見てすでに「ちょっと難しい…」と感じてしまった人もいるかもしれません。
しかし、あなたはすでに「部下のやる気が最近感じられないこと」を何かの拍子に読み取っているのです。
あなたが普段からよく部下を見ている証拠ではありませんか?
そんなあなたでしたら、何か会話の糸口をつかむことはできるはずです。
「先週ちょっと元気ないように見えたけど?」といった声掛けだけでもしてみましょう。
そうしたら、「ちょっと風邪気味だったんですよね」とか、「このところ飲み会が続いてたんですよね…」といった、あまり深刻ではない答えが返ってくるかもしれません。
もちろん、「いや、別に」などと言われるかもしれません。
そんなときは、深追いはしないようにしましょう。
しかし、がっかりしないでほしいのです。
部下の立場からすると、上司に気にかけてもらえたということは結構嬉しいものなのです。
実際私は上司に褒められたことよりも、気にかけてもらえたことをよく覚えています。
部下がよく使う言葉に、やる気を引き出すヒントあり
あなたの部下がよく使う言葉に、どんなことがあるでしょうか。
これは、よく注意してみないとわからないかもしれません。
例えばですが、
「みんなと協力しながら」
「仲間と一緒に」
「チームワーク」
などといった言葉をよく使う部下がいるとします。
こういった方は、何よりも“人との調和”を重んじているのです。
こういった部下には「〇〇さんが潤滑剤のようにみんなと協力してくれているから本当に助かる」というようなことを意識して言ってみてください。
そうしたら、「私が大事にしているポイントを、上司はわかってくれている!」とやる気スイッチが入ります。
反対にこの部下に「人は人、自分は自分。スタンドプレーで誰よりも光る存在になれ」というようなことを伝えてしまったら、どうなるかわかりますよね?
これは少し高度なテクニックかもしれません。
しかし、ピンポイントで部下の心に刺されば絶大な効果があります。
部下が行動派か思考派かで、やる気スイッチが違う
今度はあなたの部下を、【行動派】か【思考派】かで分けてみましょう。
部下の普段の行動を思い出してみてください。
例えばある部下に、初めて行う業務やプロジェクトを任せるとします。
すぐにとりかかって、わからないところは聞きながらこなすようなタイプでしたら、行動派。
とりかかる前にやり方を模索して、もっとも効率よくこなそうとするのなら、思考派。
行動派は、“実行すること”を任されるとやる気スイッチが入ります。
思考派は、“計画やアイデアを練ること”を任されるとやる気スイッチが入ります。
ですから、行動派に「まず計画やアイデアが必要だよ」といっても、イマイチやる気が出ない。
同じことで、思考派に「いいからとにかくやれ!」といっても、イマイチやる気が出ない。
…ということになります。
あなた自身のことを振り返ってみても、そのような経験はありませんか?
あなたの部下のタイプに合わせて、任せる業務を変えてみましょう。
まとめ
上司として部下のやる気を引き出すコツを3つだけお伝えしました。
1.部下を気にかける
2.部下がよく使う言葉に注目し、認めたり褒めたりする
3.部下が行動派か思考派かで任せることを変える
部下のやる気がアップしたら…
・チームの士気が高まり
・業績もアップし
・自分の仕事もラクになる
といいことづくしです。
ぜひ1つだけでも試してみてください。