あきらめないで!第一印象を良くするための3つのポイント

「第一印象が良くないんですよね、ハハハ…」
「仲良くなってから『最初怖い人だと思った~』とぶっちゃけられる」
こういった話はよく聞きます。
しかし、話している本人はそれほど深刻そうではありません。
後から挽回できた経験が多数あるからなのでしょう。
しかし、後から挽回するくらいなら、最初から第一印象を良くしていたほうがいいと思いませんか。
過去に、第一印象がイマイチだったというだけでチャンスを逃していたのかもしれません。
だとしたら、とてももったいない話です!
今後そういったチャンスを逃さないために、第一印象を良くする方法についてお伝えしていきます。

 

第一印象の大切さ

「営業職じゃないから服装は全く気にしない」
「毎日同じ会うのは社内の人間だし、社外の人に会ったとしてもベンダーさんくらいだから」
と、第一印象を良くすることをおろそかにしてしまっている人が多いのはとても残念です。
もしかしたら、新しい上司が突然外部からやってくるかもしれません。
上司から突然、大事な取引先への同行を頼まれるかもしれません。
その時に、何の印象にも残らない社員のひとりでありたいですか。
第一印象は、会った瞬間に相手に植え付けられてしまうものです。
それは顔の美醜とは全く関係ありません。
全体的にかもしだす『雰囲気』なのです。

 

ハロー効果って?

第一印象を良くするために知っておきたいのが、「ハロー効果」です。
大辞林によりますと、『ハロー効果とは、人や事物のある一つの特徴について良い(ないしは悪い)印象を受けると、その人・事物の他のすべての特徴も実際以上に高く(ないしは低く)評価する現象。』とあります。
先ほど例に挙げた“上司が突然新しく変わった”というシチュエーションで考えてみましょう。
その新しい上司が、あなたのことを「誠実そう、信頼できそう」といった良い第一印象を持ったとします。
そうすると、たとえあなたが仕事でミスをしてしまったとしても「ミスするなんて〇〇さんらしくないな」と思うのです。
逆に、あなたに対して「なんとなく頼りない感じ…任せて大丈夫かな」という悪い第一印象を持ったとしましょう。
すると、しっかり業務をこなしていたとしても、「なんとなくあいつに任せていると不安だな」ともなりえるわけです。
まあ、上司ならほぼ毎日会うでしょうから、そこから挽回するチャンスもたくさんあるでしょう。
しかし“初めて会ったときからあなたに良い印象を持ち、あなたの仕事ぶりもその期待通りだった”というほうが、上司も自分の見る目が正しかったと誇りを持てるのではないでしょうか。

 

第一印象を良くする3つのポイント

第一印象がいかに大事か、あたらめて分かっていただけたかと思います。
それではいよいよ第一印象を良くする3つのポイントをお伝えしていきます。

【1】目指す第一印象をはっきりとイメージする
第一印象を良くしたいと思ったら、具体的ただ漫然と「第一印象を良くしたい」と思うだけでは、そうはなりません。
これは旅行と同じで、「〇〇に行きたい」という目的地がなければ計画も始まらないのと一緒です。
例えば、第一印象で「怖そう」「冷たそう」と思われることが多いのであれば、爽やかさや親近感を出すようにする。
第一印象で「頼りなさそうにみられる」「軽く見られる」という人は、信頼感や重厚感を出すようにする。
まず自分がどういう第一印象を人に与えたいのか。
これを言葉で考えてみましょう。
知的な、有能な、アイデアが豊富な、数字に正確な、信頼のおける、機知に富む、好感度の高い、活発な、気が利く、器用な、職人気質な、冷静な、情熱的な、柔和な、ユーモアに富む、洗練された、落ち着きのある…
なんとなくのイメージではなく、上記のように表現してみてください。

 

【2】正しい方向に向かう

第一印象を良くするためにもうひとつ大事なのは、方向性を間違えないことです。
どの方向が正しいのかは、あなたが良い第一印象を与えたいと思う相手が、あなたに何を求めているかによります。
固いイメージよりも「何かすごいことを考えてくれそうだ」という創造性を求めているのかもしれません。
親近感よりも「この人なら間違いはないだろう」という緻密さを求めているのかもしれません。
自分に求められているのはどういうイメージなのか。
第一印象を良くするには、そこをしっかりとキャッチして正しい方向に向かう必要があります。

 

【3】ビジネスシーンを考える

第一印象を良くするために、その背景にあるビジネスシーンも考える必要があります。
「ステキですね!」と何人かに褒められた勝負スーツコーディネート、さわやかな笑顔…
このような洗練された第一印象でも、謝罪などのビジネスシーンでは逆効果になります。
あなたが醸し出すべき第一印象は、日々の様々なビジネスシーンと大いに関係があります。
記念行事などのお祝いの席では少し華やかに。
謝罪の場面では色味のあるものと柄物は控える。
ビジネスシーンごとに、どういう第一印象で臨めばいいかまで考えられるようになれば最高ですね!

 

まとめ 最後に

第一印象を良くするためのポイントは3つです。
【1】目指す第一印象をはっきりとイメージする
【2】正しい方向に向かう
【3】ビジネスシーンを考える
人は、良くも悪くも第一印象に影響されることがわかってもらえたと思います。
つまり、第一印象次第で得をしている人もいれば、損をしている人もいるのです。
しかも、損をしている人はほとんどの場合気がつかないままなのです。
「第一印象を良くしたい」と思った時点で、あなたはすでに一歩抜きんでているのです!
ビジネスマンとして第一印象で損をしないのは、とても大切なことです。
しっかりと第一印象を良くする努力をしましょう。

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